2013-05-07

竹の俳句モチーフの折り紙+書道展 Ausstellung "Bambus und Haiku"1

去年10月、トーちゃんと気仙沼を訪ね、いまだに進まない復興の様子を見て、「まだまだしばらく援助が必要だ」と感じました。
私にできることといったら、せいぜい書道や人形展で作品を売って支援金を集めることぐらい。
このアクションを通じて、被害を受けた地域にドイツから「がんばれ」の心を送りたい。
そんな思いでこの展覧会を計画しました。
竹をテーマに選んだのには裏話があります。
このさいなので白状します。

2年ほどまえに、ある写真家さん(今の椿のオーナーさん)と俳句をテーマにした展覧会をやろうというお話がありました。
私の書作品にはたいていあえて、ちゃんとしたドイツ語訳はつけません。(私はうまく訳せません)
俳句や短歌の詩としての芸術性よりも、書そのものの、いわば「絵」としての表現のほうにウエイトを置きたいからです。
が、ドイツで日本の俳句を使う場合、やはりきちんと翻訳があるほうがわかりやすくなります。

そこで、翻訳にかけては右に出るものがない(と私は評価してます)あきさんにお願いしました。
私もあきさんもj「竹モチーフの俳句」を探しているんだなと理解し、文学に造詣の深いあきさんが、とってもステキな俳句を5ヶ、しかも紅一点も考慮して選んで、日本語の俳句のイメージを損なわず とってもかっこよくドイツ語に訳してくれました。

ところが、この5ヶの俳句、写真家さんが考えていたものとは違っていたんだそうで、 あきさんの苦労も水の泡となってしまいました。
このままあきさんのかっこいいドイツ語訳が世に出ずに埋もれるのはあまりにももったいない、ならば、あきさんの折り紙と私の書道で新たに展覧会を計画しよう。
これがことの始まりでした。

それから竹・俳句モチーフの展覧会ができそうなところを探し始めました。
いろいろKulturhausなども候補に挙がりましたが、いつもコースで通っているVHSにも、りっぱなギャラリーがあります。ここがいいじゃん!と担当のAnneさんにお伺いを立てたところ、2011年の時のように、またチャリティにしよう、となったわけです。

VHSには、ボランティアでいろいろ手伝ってくれる方々が何人かいます。
2011年のチャリティ展のときには彼女たちが大変活躍してくれました。
今年はどうなるかな。
2011年ほどの額は集められないかもしれないけど、今回は、赤十字ではなく、気仙沼に直接援助金が送られる予定です。

ちなみに、今、宣伝ポスター製作中です。
そのポスターに載せるテーマの「書」でモタモタしてます。。。。


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